【骨格ストレートの服選び】最低限ここだけ気をつければ良いのでは?悩みの果てにたどり着いた2つのポイント
こんにちは。産休突入を機にブログを始めてみたアラサー妊婦のきょうねこです。(かわいい猫を飼っています!)
何か困りごとがある度に誰かのブログに助けられてきたので、自分も困りごと・悩みと、それに対処するために考えた自分なりのライフハックなどを中心に書いてみようという趣旨のブログです。
今回のテーマは骨格。
大学生の自分に会いに行けるなら、言ってあげたいことがあります。
今すぐに骨格診断(と、できれば顔タイプ診断とパーソナルカラー診断も)を受けるのです…
さもなくばあなたは似合いもしない無駄な服を買い続け、十数年後に一気にメルカリすることになります…
と…!
「華奢見え」するはずのアイテムを私が着ると実物以上に「デカ見え」するのなぜ?と思っていた私が骨格診断をおすすめする理由
自分はイメコン属性的には
骨格:ストレート
パーソナルカラー:イエベスプリング
顔タイプ:ソフトエレガント
に該当します。
それを知った今では自分の骨格や顔タイプに合うよう工夫しながら、好きなものを着ています。
ですが、自分がどういうタイプに属するのか知ったのはここ数年、かなりいい大人になってからのことでした。
それまでは、少しでも細く見せようと「華奢見え」「着痩せ」と謳われている服を買ってみては、全く華奢に見えないどころかなぜか実物以上にでかく見えるという謎の現象に何度も見舞われ、時にはそのことに気づくこともないまま「これを着ていれば痩せて見えるはず」と信じて着続けたりしてきました。
ああ、「ドロップショルダーで華奢見え!」とか「ゆったりタートルで小顔見せ!」とか「胸下切り替えAラインでスタイルアップ!」とか、そういう言葉に振り回されてきた人生よ…
そう、何を着れば「華奢見え」するのかは、骨格によって違うのです。
そんなこと誰も教えてくれなかった!!!
無駄な買い物をしまくってきました。
しかも今まで出会ってきた人々は皆、実物以上にでかく見える服を着た私の記憶しかないわけで、できることなら学生時代に戻ってきちんと似合う服でやり直したい!と切に思うのです。
なので大学生と言わず、お小遣いさえあれば高校生、中学生、とにかく骨格が完成し次第一刻も早く受けることをおすすめします。
そして、診断を受けた結果が骨格ストレートだったあなたへ。
残念ながら、骨格ストレートには多くの悩みが付き纏います。
なぜなら世の中で売られている服は骨格ストレートに不向きなものが大半なので、そもそもの選択肢がめちゃくちゃ少ないのです。
今回は悩める骨格ストレートな皆様に向けて、
- 骨スト民の一人として自分が今まで悩んできたこと
- 自分なりにたどり着いたスタイリングのポイント
についてまとめてみました。
- 「華奢見え」するはずのアイテムを私が着ると実物以上に「デカ見え」するのなぜ?と思っていた私が骨格診断をおすすめする理由
- そもそも:イメコンとは
- 自分のイメコン診断歴
- 骨格ストレートという診断結果を受けて
- 悩み多き骨スト民の一人として、自分なりに身につけた現実的な服選びのポイント
※2〜3は基礎的な情報なので、既に診断済みの人は4からどうぞ!
そもそも:イメコンとは
ここ数年、「みんなと同じもの ではなく 私に似合うもの をセレクトしよう」という考え方がトレンドになりつつあると言います。
その結果「イメコン(イメージコンサルティング)」と総称される、その人個人の特性を診断するツールや、それを踏まえて総合的にアドバイスするコンサルへの需要が高まってきました。
イメコンの中でも中でも代表的な診断が「骨格診断」「パーソナルカラー診断」「顔タイプ診断」です。
他にもPDと略される「パーソナルデザイン診断」やもっと細かく分類する手法など色々ありますが、まずはベーシックなこの3つを受けてみるのをおすすめします。
骨格診断とは
骨格診断アナリスト協会によれば
骨格診断では、持って生まれた身体の質感やラインの特徴から、自分自身の体型を最もきれいに見せるデザインと素材を知ることができます。
太っている、痩せている、年齢、身長などは関係ありません。
どんな人でも自分に似合うデザインと素材を知ることができ、ファッションでその人の魅力を引き出すことができるのです。
と説明されており、大きくストレート、ウェーブ、ナチュラルの3つのタイプに分類することで、それぞれの骨格に合わせたスタイルアップの方法の提案につなげるというメソッドになっています。
個人的には骨格診断は服の形の選び方のベースになる概念だと思っています。
こちらから自己診断できます。
パーソナルカラー診断とは
日本パーソナルカラー協会によれば、パーソナルカラーとは
パーソナルカラーとは、その人の肌、瞳、唇などの色に調和する色(似合う色のグループ)のことです。 とはいえ、肌の色に似た色とは限りません。
4つの色のグループに「春」「夏」「秋」「冬」というニックネームをつけて、もっとも似合う色のグループがどのシーズンか診断するスタイルが広く知られています。
と説明されています。
最近よくメイク雑誌などでも「イエベ」「ブルベ」等のワードが出てきますよね。
イエベ(イエローベース)にもスプリングとオータムがあり、ブルベ(ブルーベース)にもサマーとウィンターがあり、さらにその先にも細かな区分けがあったりしますが、
まずは4タイプはこちらから自己診断できます。
こちらは分かりやすく、服の色の選び方のベースになります。
顔タイプ診断とは
日本顔タイプ診断協会によると(さっきからめっちゃ協会ある😂)
顔の輪郭やパーツの特徴やバランスなどから顔タイプを分析することで、似合うファッションのテイストや髪型などを導き出します。
協会オリジナルの顔タイプ診断®フォーマットと測定により、4つの顔タイプ、最終は8タイプに分類し、おひとりおひとりに似合うテイストをアドバイスします。
と説明されています。
「キュート」「アクティブキュート」「フェミニン」「フレッシュ」「ソフトエレガント」「エレガント」「クールカジュアル」「クール」の8タイプに分類されます。
こちらから自己診断できます。
個人的には、服の素材や柄の選び方のベースとなる概念だと思っています。
自分のイメコン診断歴
上にもいくつかリンクを貼りましたが、まずはWEBで自己診断できるサイトがいくつかあるのでそれで試してみるのが良いと思います。
ただ実際やってみていただけると分かると思うのですが、セルフ診断だと客観的な指標が無いので、二択から選ぶ際に自分がどっちに該当するか分からない項目があったりします。
また、自分自身は迷わず選んだ選択肢でも、自己認識と他人から見た印象が違ったりもするため、やはり正確に診断するには、多くの人を見てきているプロに客観評価をお願いするのがベストだと思います。
生まれ持った骨格やパーソナルカラーや顔タイプは太ったり歳を取ったりしても変わらないので、ある程度お値段はかかりますが、一生ものの診断と言えます。
ちなみに自分は下記の経緯で二度プロの診断を受けましたが、最初から二度目に行った総合診断に行けばよかったなと思っています。
一度目(骨格+パーソナルカラー)
HotPepperで探して安かった、美容室の一角でやっている骨格診断+パーソナルカラー診断を受けました。
診断結果は
骨格:ストレート
パーソナルカラー:オータム(ベストカラーはカーキグリーン)
というものでした。
概ね自己診断の通りで、「やっぱりそうか」という感じでした。
この診断結果と、ここで教えてもらった知識はその後の服選びやスタイリングにとても役立ちました。
役立ったのは間違いないのですが…
思い返せばわりと薄暗い小部屋での診断かつ照明が黄色っぽい光で、色ごとの顔映り正確に分かるのか?という疑問があったり、
診断してくれたのが男性で、(男女で差別する意図はありませんが、)当日やり取りをしていて「それはあなたの好みでは?」等と違和感を覚える瞬間があり、本当に骨格やメイクの悩みなどを理解してもらえるのかやや疑問だったりと、いくつか腑に落ちない点はありました。
二度目(骨格+パーソナルカラー+顔タイプ)
二度目の診断に行こうと決意したのは、
何より一度目の診断時に教わった知識を実践する中で
・骨ストNGとされているものでも自分には似合っている気がするもの
や、
・逆に骨スト向けとされているものでも自分には全然似合わないもの
があったり等、新たな疑問が湧いてきて、
「もしかしてそのあたりは顔タイプ診断の領域のでは…!」
と思い当たったことが決め手になりました。
それなら顔タイプも含めて総合的に見てもらえて、どんな質問にも答えてくれるその道のプロフェッショナルに見てもらいたい!と思い、信頼している先輩におすすめされたBimoreのRANさんの「自己分析パーフェクトコース」で見てもらいました。
診断結果は
骨格:ストレート
パーソナルカラー:スプリング(1stブライトスプリング、2ndクリアウィンター)
顔タイプ:ソフトエレガント
というものでした。
パソカ診断結果が一度目と異なるというまさかの展開でしたが、
2人で6時間近くかけてじっくり見てもらえて、気になっていたことも全て質問でき、それぞれに的確な回答がいただけて、
とても満足度が高く、実生活にダイレクトに生かせる診断でした。
(このあたりは長くなるので後日レポアップしたいと思います。)
骨格ストレートという診断結果を受けて
まずは、今までのあれやこれやが「そういうことかー!!」と合点がいった、という感覚でした。
納得できたこと
・無印良品の服ってスタイル悪く見えるなー、友達が着ていると素敵なのに何でだろう?
→骨ストと相性の悪いゆったりラインの服が多い!
・肩が落ちている服(ドロップショルダー)、一般的には「華奢見え」と謳われているけど自分が着るとむしろ逞しく見えるな…?
→骨ストが着るとどこからが肩か分からずむしろガタイがよく見えてしまう
・オーバーサイズの服も「華奢見え」と謳われてるけど、むしろでかく見える気がする…
→どこまでが実際の身体か分からず実物以上に大きく見えてしまう
・リュックが似合わない!!(思えばランドセルも似合わなかった小学生時代…)
→厚みがある上半身にさらなる厚みを足してしまうことに!
・全体にボリューミーな体型だけど、ウエストはしっかりくびれてるんだよな…
→典型的骨ストでした!
・ダウンジャケットを着ると「達磨落としかな?」
→ただでさえ肉の詰まった感じの張りのある身体に羽毛が詰まったダウンパックを纏わせることでボリュームマックスを実現してしまっていました!
誤解していたこと
・胸下切り替えとかAラインが似合うしスタイル良く見えると思いこんでいた
→せっかく細いウエストを隠してしまうことで実物よりでかく見えてました!
・フレアスカートが似合うと思い込んでいた
→腰や太ももが張ってるのをさらに強調してしまってました!
・ゆったりタートルは小顔に見えると信じていた
→上半身にボリュームが出てしまう&首の短さを強調してしまうことで逆効果でした!
新たに発生した骨ストならではの悩み
診断を受けて色々と合点がいったり勉強になったりしつつも、「理論はよく分かったけど、実際問題そんなこと言われても困る…!!」という点も多く…!
・骨スト向きの服、まじで売ってない!!!!!!!
(ドロップショルダーじゃない服が無さすぎて笑う。オーバーサイズ流行りすぎ)
・ダウンも厚手ニットもタートルネックもマフラーも△…?え、骨ストって…冬着るものなくない…?
「Vネックが正義」と言われても…寒いわ!!&胸元目立つわ!
・ウエストマークした方がいいのは分かったけど…ウエストだけ締めるとボンレスハムっぽくなるよ?
・ウエストが絞られている服を買ったはいいけど、自分のウエストと位置が違う…!
・そもそも藤原紀香や米倉涼子や小池栄子系の服装やコンサバな服装など、骨ストの着こなし例で出てきがちなファッションに1ミリも興味がもてない!
「ハリ感」「高級感」無興味すぎるしそんな服じゃリラックスできないよ!!
キャンプとかどうすんの?
そんな悩める私が試行錯誤を繰り返してたどり着いた
骨スト理論、色々あるけど無理なところや好きになれないところは無視して最低限ここだけ気をつければ良いのでは
というポイントを以下にまとめてみます。
悩み多き骨スト民の一人として、自分なりに身につけた現実的な服選びのポイント
「骨格診断後あるある」に、
好きになれない服ばかり勧められてテンションが下がる
今まで好きだったものが否定されて逆に何を着ればいいか分からなくなる
というものがあると思います。
でも、好きになれない服を無理に着る必要はないのです。
・似合う服の中で好きだと思える服を見つける
または
・好きな服を似合わせる方法を考える
ことができれば、好きかつ似合うスタイリングができてハッピーじゃないですか?
それには「何が似合うか」の知識が必要ですし、
「好き」だけが選定基準だった頃よりも網に引っかかるアイテムが激減し、さながら砂金探しのような作業になってくるのですが、
その中で見つけた服は自信を持って長く着られるお気に入りになること間違いなしです。
骨スト向きの服を調べていると頻出するワード、「張り感」「高級感」「コンサバ」「シンプル・ベーシック」「カッチリ」に興味が持てなくても大丈夫。
柄とか素材とかテイストについては骨格タイプ以上に顔タイプが大きく関わってきます。なので、これらの要素についての「骨スト向き・不向き」といった情報は基本的には無視で良いと思います。
私自身の好みで言えば、シンプル&ベーシックすぎる服にも、個性が強い服にもあまり興味がなく、シンプルをベースにほんのりフォークロアな個性が合わさった服が好きです。 (ブランドで言えばmame kurogouchiやtodayfulをよく着ます)
服選びの際に気にするとベターだと思うのは、主に服の形/シルエットです。
日々砂金探しをしながら、好きなテイストの服の中で、骨ストな自分にも似合う形の服を着ています。
また、余談ですがイメコン界隈でよく使われるワードに「事故る」「NG」というものがあるのですが、私はその言葉があまり適切だと思えません。
誰にでも好きな服を着る自由があると思うので、たとえ骨格的に似合わなくても好きな服を着ればいいと思いますし、それを「事故」と言うのは失礼かなと思います。
なのでこれから書くことも、「こうじゃなければいけない」とか「こうすべき」ということではなく、「こういう服を選ぶとよりスタイルアップして見えるんだな」という知識として前向きに活用していただけると嬉しいです!
骨ストの服選び/スタイリング、2つのポイント
骨ストのスタイルアップには、実際の骨格以上に大きく見せないことが重要です。
そのためには、
- 本来の身体のラインを隠しすぎないこと
- シルエットをなるべくコンパクトにまとめること
がポイントになります。
1と2を実現するにあたり、自分が服選びやスタイリングの際に具体的に意識しているのが以下の点です。
肩が正位置(セットインショルダー)の服を選ぶ
これは1の「本来の身体のラインを隠しすぎない」ための方法に該当します。
ドロップショルダーは、肩のラインを含め上半身全体が華奢なウェーブ、逆に肩の骨がしっかりしていて「ここが肩です!」という主張が強いナチュラルにはとても似合うアイテムです。
しかし、骨というより肉でモリっとしており肩のラインが丸いストレートは、身頃と袖の切り替えラインが実際の肩の位置より下に落ちていると、どこが本当の肩の位置なのか分からなくなり、結果的に実際よりも肩幅が広く見え、上半身全体が大きく見えてしまいます。
ドロップショルダーにも、袖との切り替えラインが二の腕くらいまで落ちているものと、本来の肩の位置から少しだけ落ちているものがありますが、自分の経験上、どちらも避けた方がいいと感じています。
(通販の場合、写真だとセットインショルダーに見えたのに実際に着てみたら微妙に肩落ちてたというパターンもあるので要注意!)
その点、セットインショルダーは実際の肩の位置を明示してくれるので、実物以上に大きく見えることを防いでくれます。
そもそもセットインショルダーってどういうこと?と思った方は制服のブレザーやシャツを思い出してみてください。ちょうど肩の位置に袖と身頃の切り替えラインがあったはずです。
(そういう意味で制服は骨スト向きです!学生はラッキー!)
しかし…!!
悩みのところでも書いたように、まじで売ってないですセットインショルダー。
ECサイトでスクロールしてもスクロールしてもドロップショルダーだらけ。店舗でも肩の位置だけ見ながらお店をまわってみてください、9割以上肩落ちてます。マジでなんでなんですかね…。
そしてたまにドロップしてないショルダーあった!と思って手に取る/クリックしてみるとラグランスリーブだったりして(ラグランもまた肩のラインが不明瞭になるため肩張って見えます)、本当にこの世は骨スト民に厳しすぎかよ…と思うのですが、それでも、できれば諦めずにセットインスリーブを探すことをおすすめします。
ちなみにめちゃくちゃ気に入って、ドロップショルダーであること以外は骨ストにも合いそうなのに…!!という服があったら、お直しに出して肩の位置だけ直してもらうという手もあります。
もしくは、単体では着ずに上からセットインスリーブのジャケットやカーディガン等を着ることで肩の位置を上書きするという裏技もあります。
↑アニエス・ベーのカーディガンプレッション、本家はドロップショルダーでゆったりシルエットですが、LE PETIT シリーズはセットインスリーブかつコンパクトなシルエットで、実は骨ストおすすめアイテムです
身幅が狭めな服を選ぶ
こちらは2の「シルエットをなるべくコンパクトにまとめる」ための方法に該当します。
布の面積が広い=シルエットが膨らみます。
ボリューミーなスカートやダボっとしたシルエットのワンピースなどは避けた方がベターですし、ギャザーやプリーツ、タックなど、一見スリムなシルエットに見えて実際に使われている布面積が大きいものも、骨ストのメリハリボディに合わせると、凸の頂点で膨らんだまま凹に沿ってくれないため、やはり全体のシルエットとして実物以上に大きく見えてしまいます。
(イッセイミヤケのプリーツプリーズとか、伸縮性の「縮」も強いプリーツであれば凹にも沿ってくれるのでアリかもです)
お手持ちの服にぴちぴちすぎず、かと言って布が余りすぎることもなく程よくフィットするものがある場合、その服の身幅を覚えておくと、サイズ表を見るときの指標になるのでおすすめです。
特にそういう服が無い方は、胸囲÷2を基準値として、+1cm~5cmくらいまでの身幅のものを選ぶと良いと思います。
よく「骨ストはウエストマーク命!」と言われます。
もちろん凹の部分をしっかり締めることで「ここまでが実際の身体です」ということを明示するのは効果的なのですが、個人的な経験からすると、ウエストマークさえあればスッキリ着られるかというと、そういうことでもないなと思っています。
悩みの部分でも書きましたが、たっぷり布を使ったボリューミーなワンピースを着てベルトでウエストマークしても、上半身も下半身もたっぷりでベルトのところだけキュッと締まっている状態になるためボンレスハムっぽくなってしまい、全体的には膨らんだ印象になってしまうのです。
それよりは、仮にウエストマークがなくても、身幅の狭い服であれば全体的にシルエットがコンパクトになり、必要以上に大きく見えません。
なのでまずは身幅狭めの服を選ぶことが重要で、その上で細め~中くらいの太さのベルトでウエストマークができればベストだと思います!
袖幅も狭めがベター
袖幅も同様で、ドルマンスリーブやパフスリーブのように本来の身体のラインを隠してしまうような袖よりも、ぴちぴちにならない範囲でゆるくフィットする袖幅の服が一番スッキリ着られます。
(袖先が広がるベルスリーブは根本となる二の腕までの袖幅が絞られていればアリだと思います)
Iラインのシルエットを意識する
身幅狭め理論とも重なりますが、全身の凹凸の凸の頂点がちょうど収まるサイズの円柱をイメージしていただき、そこからはみ出ないシルエットの服を選ぶと、骨ストはスッキリ見えます。
例えばコートでおすすめなのは広がらないチェスターコート。ボディラインを膨らませずタイトに覆ってくれます。
スカートではダントツでペンシルスカート/タイトスカート。
パンツはストレートか広がりすぎないセミフレアがおすすめです。
ぴちぴち/ボディコンシャスは避ける
ボディラインにぴったり沿うようなぴちぴちサイズを選べば円柱からもはみ出ずシルエットもコンパクトになりますし、「本来のボディラインを隠しすぎない」とも矛盾しないように聞こえます。
なのになぜ、ぴちぴちは避けた方が良いのかと言うと、「肉感を拾うから」です。
「隠しすぎない」という表現が実はミソで、骨格ストレートの張りのある凹凸はどうしても肉の詰まった印象を与えてしまうので、ガチのボディラインは隠してあげた方が良いのです。
ガチのラインは隠しつつ、程よく沿うラインで覆ってあげることで、肉感を拾うことなくコンパクトにまとまり、スッキリ見えるという仕組みです。
そういう理由で、スキニーパンツはおすすめできません。
タイトスカートも太ももやお尻がぱつぱつになってしまうものではなく、突っ張らないサイズを選ぶのがおすすめです。
よく「骨ストはニットなど伸縮性が高い素材より張りのある素材がベター」と書いてあるのも同様に「肉感を拾いやすい」というのが理由です。
と言いつつ、服の素材は顔タイプの方が影響が大きいですし、冬にニット着ないのは無理なので、分厚すぎないこと(シルエットを膨らませないため)とぴちぴちすぎないこと、オーバーサイズでないことを意識して選べば特に問題ないと思います!
ジャケットやTシャツ、ダウンコートはウエストがシェイプされたものを選ぶ
これも「本来の身体のラインを隠しすぎない」の方法の一つです。
骨ストはよくジャケットが似合うと言われますが、ジャケットも長方形のボックスシルエットのものよりも、凹の部分を明示してくれるウエストが絞られたデザインのものの方がスッキリ見えます。
Tシャツも同様に、クラスTのようなユニセックスで胴体部分が直線的なものより、女性の身体のラインに沿わせたようなシルエットのものの方がスッキリ着られます。
そしてダウンを着ると「達磨落としかな?」になる問題も、ここに解決の鍵があると思っています。
そもそもダウンというもの自体、どうしても肉感的なシルエットになってしまうので、本来的には骨ストには似合わないのですが、真冬の寒さをチェスターコートで耐え凌ぐのは無理というものです。
ただでさえボリューミーな上半身をさらに増量させてしまうダウンジャケットは残念ながら避けた方が良いですが、ウエストが絞られたタイトなシルエットのダウンコートであれば、円柱内に収まるIラインを作れる分、比較的スッキリ着こなせると思います。
フードも上半身のボリュームアップにつながるので、取り外せるものだとベター。
(モンクレールのジエやタトラスのポリテアマなど。この比較記事面白かったです。)
あと、たまに見かけるダウンパックの縫い目が内側にだけあって表面はフラットなデザインのものも、肉感的になることを防げるのでおすすめです!!
ちなみに私はワンピースを選ぶ際はウエストシェイプの有無は重視していません。
なぜなら、(恐らく脚長効果を狙ってのことだと思いますが)既製品のウエストシェイプされているワンピースは、実際のウエストより高い位置が絞られていることが多いためです。
ものによってはほぼ胸下切り替えに近いのでは?と思うような高い位置のものもあったりして、実際の凹の一番細い部分が出せないためあまりスタイルアップ効果が感じられず、探す際の条件から外しています。
ハイネックは低めを選ぶ+ネックレスやスカーフ、カーディガンでV字を作る
骨ストは「ハイネックやタートルネックといった首の詰まったものはNG、Vネックなど襟ぐりが大きく開いたネックラインが鉄則」と言われますが(確かにV字に開いた開襟シャツなどはスッキリ見えるのでおすすめです!)、
襟ぐりが大きく開いてるもの、夏はともかく冬は寒すぎて無理です。首がスースーすると風邪ひきます。
(あと個人的な事情で言えば私は胸が大きいのも悩みなので、Vネックは胸元が目立ってしまいかなりだらしなく見えます)
なので、私は骨ストですが秋~冬~春は基本的にはハイネックを着ます。あったかいので!
選ぶときのポイントとして、薄手かつネックの高さが低め(できれば折り返さないもの)でネックの筒幅細め(ピチピチは避ける)のものを選べば、骨ストでもボリューミーにならずわりとスッキリ着られます。
骨ストには首が短めの方が多いので、ネックが長いものだと余白が埋め尽くされてしまうことで輪郭が強調されて顔が大きく見えてしまう&苦しそうに見えてしまいます。ですが首の半分くらいまでのネックであればその問題は回避できます。
↓こういうのとか。セットインスリーブで低めハイネック。
かつ、ネックレスやスカーフ、カーディガンでV字や縦のラインを上から作ってあげるとなお良しです。
私は顔タイプがソフエレなのでスカーフもよく使いますが、スカーフは上半身にボリュームを足してしまう側面もあるので、ネックレスが一番使いやすいかと思います。
骨ストは首まわりがしっかりしているのと、ハイネックの分円周が大きくなりますので、素肌につけるためのネックレス(40~45cmのものが多いと思います)よりも少し長め(50~60cm)のシンプルなネックレスを持っておくと便利ですよ!
↓コインネックレスとか一粒ダイヤとか
ちなみに、首まわりや上半身にボリュームを足さないという意味では本来的には骨ストはマフラーもしない方がスッキリ見えます。でも、やはり風邪ひきますよね。
マフラーは極力ボリューミーでない素材(カシミヤおすすめ)、ボリューミーにならないシンプルな巻き方が吉です。
(「ボリュームマフラーで小顔効果!」と誤解していた昔の自分ぶん殴りたい…)
究極を言えば骨ストはオーダー向き
骨ストが最もスタイルがよく見える究極を言えば、
- 伸縮性の少ない布で作られた
- セットインスリーブの
- ピチピチすぎず余りすぎず程よくフィットする身幅で
- ウエストが絞られている
ブラウスやIラインワンピースだと思っています。
中でも理想は立体裁断の仕立てのものという気がします。
が、そんな服はなかなか無いので、いつかオーダーで作るしかないですね。
(チャイナドレスとかには近いものがあるかも…)
そう、市場に出回る既製服には骨ストに合うアイテムが残念ながらとても少ないので、骨ストには実はオーダーメイドが向いていると思っています。
私は胸が大きいこともあって既製品にぴったりと合うものがなかった(胸に合わせると背中が余る)り、理想とするデザインのものがなかったため、結婚式のドレスをオーダーで仕立ててもらいました。
また、ベトナム旅行に行った際、市場で好きな布を買って、いくつかオーダーで服を作ってもらったのですが(参考写真を持参したり、その場でイラストを描いたりしながらオーダーすると翌日にはその服が出来上がっている🥺)、それもとても楽しい経験でした。
どちらも骨格診断を受ける前のことだったので、診断後の今、再びベトナム行って服作りたい!!という思いでいっぱいです。(コロナ禍が憎い…涙)
その辺りの体験もいつか別記事に書ければと思いますが、日本でももっと気軽に服がオーダーメイドできるようになってくれたらなあと思います。
冒頭で述べた「みんな同じ」ではなく「私に似合うもの」という機運が高まっていけば、近い未来フルオーダーでなくとも簡易的なセミオーダーのお店など増えていく気がします。
そんな時代が来るのを楽しみに待ちつつ、
当面は地道に骨ストな自分に似合う、かつ好きになれる服という砂金探しを頑張って行きたいと思います。
↓オーダースーツも近々試してみたいものの一つ
[rakuten:book:19837200:detail]
Twitter始めました!飼い猫の写真なども投稿していくので是非フォローお願い致します!🐈 →@kyouneco_