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【ヤーズフレックス】生理周期を自分でコントロールできるようになって色々救われた話

こんにちは。産休突入を機にブログを始めてみたアラサー妊婦のきょうねこです。(かわいい猫を飼っています!)

何か困りごとがある度に誰かのブログに助けられてきたので、自分も困りごと・悩みと、それに対処するために考えた自分なりのライフハックなどを中心に書いてみようという趣旨のブログです。

 

今回のテーマは自分が妊活開始までの2年ほどお世話になっていた超低容量ピル「ヤーズフレックス」について。

結論から言うと、飲み始めてから色々な困りごとが解消されたので、私にとっては出会えてよかったなと思える薬でした。

今は妊婦なのですが、授乳期間を終えたらまた服用再開したいと思っています。

 

服用を開始したきっかけや、実際に服用してみて感じたメリット・デメリットを以下にまとめてみました。

 

ヤーズフレックスを服用したきっかけ

①肌荒れ治療の一環として

いくつかの理由があるのですが、一番直接的な原因になったのは、数年前に一度激しい肌荒れを経験したことでした。

 

普段私は比較的肌が強く、オイリー肌であること以外の肌トラブルを経験せずに大人になったのですが、

オイリー肌対策については以下にまとめています。

kyouneco.hatenablog.com

 

かつて一度だけ、顔の頬から下がニキビだらけになり、何を試しても一向に改善しないという原因不明の事態に見舞われました。

駆け込んだ美容皮膚科で、治療の一環として勧められたのがピルの服用でした。

 

なぜ低容量ピルがニキビ治療に効果的であるかについては、こちらのサイトにまとまっています。

低用量ピルによるニキビ治療について | 吉祥寺まいにちクリニック 内科・皮膚科・泌尿器科

生理前後で悪化するニキビや肌荒れの原因として、女性ホルモンが影響しています。
ピルを飲んでいない場合は、排卵が起こってから数日後から「黄体ホルモン」と呼ばれるホルモンが急激に分泌されます。
この「黄体ホルモン」の一種である「プロゲステロン」には、皮脂分泌作用があり、皮脂の分泌が過剰になったり皮脂が毛穴を閉塞させたりすることでニキビや肌荒れを引き起こします。
さらに生理中は「エストロゲン」と呼ばれる女性ホルモンが減少します。
エストロゲンは保湿効果があるので、減少することで肌が乾燥しやすくなることも、ニキビができやすくなる理由の一つです。

 

ピルの服用によって、ニキビの悪化の原因となっている女性ホルモンの乱高下を穏やかに抑えるという治療法です。

既に2ヶ月ほど、さまざまな治療を試しても改善が見られず困っていたので、藁にもすがる思い出すぐに婦人科にかかり、ヤーズフレックスを処方してもらいました

 

ヤーズフレックスの詳細な情報についてはこちらのサイトにまとまっています。

betterl.bayer.jp

 

②生理回数を減らすため

ニキビ治療のためにピルの服用を始めるにあたり、

数ある低容量ピルの中でヤーズフレックスを選んだ理由は、

毎月休薬期間が必要なほかのピルと異なり、唯一最大で120日間連続で服用できるからでした。

 

つまり、年3回まで生理を減らすことができる可能性があるのです。

 

生理回数を減らすメリット①PMSの期間が短くなる

私は元々生理周期が短く、年に13回生理が来ていました。

生理前2週間はPMSで体調が悪く、また何より異常食欲が襲ってきて毎回必ず太ることに悩んでいました。

調子がいい(というか普通の状態)なのは生理後の1週間ちょっとのみで、その時期を過ぎるとすぐにまた次のPMSがやってくる…。

1年の半分以上は体調が悪いという状態が常態化していました。

 

その回数を減らす=1年におけるPMSの期間を圧縮することができれば、

ホルモンに振り回されることなく平穏で快適に過ごせる時間が長くなり、

その時間は何よりも得難いものなんじゃないかと感じました。

 

生理回数を減らすメリット②卵子を温存&卵巣を休ませることができる

自分はいつか子どもを授かれたらという希望は持ちつつも、

仕事の状況的にも、自分のキャリアを考えても、しばらく妊娠出産は考えられないような状況でした。

 

そもそも女性の卵子は、母親の胎内にいる時点で元になる原始卵胞が作られてからその後は減っていく一方で、排卵の度に約1000個消費されます(その中で一番タイミングのいい卵子1個が排卵される)。

 

私は妊娠のリミットを意識し出してからそのことを初めて知ったのですが、

ピルで排卵を抑えることで、妊娠を考えられるタイミングまで少しでも卵子を温存できるのではと考えました。(排卵しない=卵子の減少を止められるという単純な話ではないようですが)

 

また、生理回数を減らすことにより卵巣を休ませることができるのもメリットだと感じました。

江戸時代の女性は平均4〜5人出産していたそうですから、その分生理がない時期が長かったものの、現代では一生における生理回数が多いことで子宮や卵巣に負担がかかり、子宮内膜症が増えているともいいますよね。

 

いずれ来る妊活開始に備える意味でも、ヤーズフレックスは良い選択なのではないかと思いました。

 

実際にヤーズフレックスを服用してみて感じたメリット

メリット①生理のタイミングを自分でコントロールできる

ヤーズフレックスの連続服用可能日数は「最大で」120日間なので、その前に自分の好きなタイミングで服用を止めることもできます。

 

休薬してから2〜4日ほどで消退出血(生理のようなものですが、ピルの服用中は排卵が起きないため子宮内膜が剥がれ落ちるだけであり、厳密には異なるとのこと)が起きるという仕組みです。

 

つまり、自分が都合のいいタイミングで生理を起こすことができるのです。

 

仕事の繁忙期を避けられる

私は仕事で不定期に激務期がやってきます。

その繁忙期は睡眠時間も満足に取れず、本当に体力勝負になります。

 

繁忙期は大体1ヶ月以上続くので、必ず生理と重なってしまうのですが、せめて激務のピークと重ならないことを祈るばかりでした。

が、コントロールできるものではないので何度も生理と重なってしまい本当に地獄を見ました

 

同じ激務でも男性はPMSも生理もないことを考えると、同期の男性と「つらいよね」と言い合いながらも実際は全然きつさのレベルが違うなと思っていました。

 

が、ヤーズフレックスの服用を始めてからは、うまく計画を立てれば、一度も生理を起こさず、安定したコンディションで繁忙期を乗り切ることができるようになりました。

 

繁忙期が終了し、比較的余裕があるタイミングで休薬することで、生理による影響を最小限に留めることができるようになったのです。

 

大事なイベントを避けられる

また、仕事に限らず、

例えば野外音楽フェスと生理が重なるとこれまた地獄なのですが、そういったイベントごとと生理が重なることもなくなりましたし、

 

自分の結婚式もPMSでむくんだり生理と重なることなく過ごすことができました。

 

そして、年13回来ていた生理がなぜか年末年始の義実家への帰省にぴったりぶつかることに毎年悩まされていたのですが(義実家で布団を汚してしまったらどうしようという不安、そしてゴミも捨てづらいのでジップロックに入れて持ち帰ったり…😢)、その悩みともおさらばできました!

 

その他、温泉旅行(生理と重なると入れない…)や、VIO脱毛の予約(なかなか取れないのに生理と重なるとキャンセルに)など、色々ありますよね、生理と重なりたくない用事。

 

実際には、120日連続では飲めない

低容量ピルには不正出血がつきもの。

120日間連続で飲もうとしても、大体は途中で不正出血が起きます

そして不正出血が続くと、休薬して一度消退出血を起こし、リスタートする必要があります。

 

いつ不正出血が起きるかは個人差がありますので、実際に試してみながら自分のペースを掴んでいく形になると思いますが、私は大体2ヶ月〜2ヶ月半くらいに1回のペースで休薬していました。

予期せぬタイミングで不正出血が起きると下着が汚れて困るので、経験上そろそろ不正出血が起きそうというタイミングで、不正出血が起きる前に休薬するという形です。

 

なので実際は年間5回は生理(のようなもの)を経験していましたが、ピルによる消退出血は生理のようなPMSはなく、量も軽いです。

1年の半分以上は体調が悪いのが日常だった私が、1年の大半が「普通の日」という日常を手に入れたのです!

 

メリット②PMSに振りまわされることがなくなり、体重の増加を抑えられるように!

体が慣れるまではPMSのような症状も

ヤーズフレックスを飲み始めたばかりの頃は、

  • めちゃくちゃ眠い
  • 異常に食欲がわき、止められず、自己嫌悪に苛まれる
  • むくみが酷い

という、PMSのような症状が起こり、

PMSを無くそうと思って飲み始めたのに、むしろ日常がPMS状態になってしまうのでは…!?」と、正直かなり不安になりました。

 

が、飲み続けていくうちに体が慣れていったのか、次第にPMSのような症状はなくなり、快適に過ごせるようになっていきました

 

ヤーズフレックスは太る!?

「ピルを飲むと太る」という話も聞いていたため、そこについても最初は不安に感じていました。

が、結論から言うと、私はヤーズフレックスを飲んでいる間が一番体重の増加を抑えられました

 

恐らく私の場合、ヤーズフレックスの太る効果よりも、女性ホルモンの乱高下による生理前の異常食欲期がなくなることによる効果の方が勝っていたのだと思います。

(実際、いざ妊活を始めるにあたりヤーズフレックスの服用を止めたら、生理前の食欲に抗えず太りました😭)

 

食欲に抗えないことで太るのもつらいですし、何より自分を責めて落ち込むので、その繰り返しがなくなったことも私にとっては快適でした。

 

今経験している妊娠生活を通じても、つくづく

女性ホルモンに振り回されるのが女の一生であることよ…

と思うのですが、ヤーズフレックスを飲んでいた期間だけは、その手綱を自分の手に取り戻せた気がしました。

自分の体を自分でコントロールしている感、結構良いものです。

 

ヤーズフレックスを服用して感じたデメリット

不正出血とは日常的な付き合いになる

ヤーズフレックスに限らずですが、低容量ピルに不正出血はつきもののようで、大体何日くらいで不正出血が起きるのか掴めるようになるまでは少々大変でした。

突然下着が汚れたら困るので毎日おりものシートつけたり…。

 

飲み忘れとの戦い

毎日同じ時間帯に飲むことが推奨されているので、仕事が不規則な人などは少々大変かもしれません。

飲み忘れると気持ち悪くなってしまったり、その日から不正出血が始まって休薬せざるを得なくなったりすることもありました。

 

コストがかかる

病院によって異なると思いますが、1シート28粒で大体2500〜3000円のところが多いと思います。

このコストを高いと思うか安いと思うかは人によって異なるのかなと…。

私はメリットが圧倒的でその分パフォーマンスも上がったので、高すぎる出費だとは感じませんでした。

 

定期的に処方してもらう必要がある

こちらも病院によると思いますが、自分が通っていたところでは一度に最大3シートまでしか処方してもらえなかったので、3ヶ月に一度は処方してもらいに行く必要がありました。

ピルには血栓のリスクがあるため、決まった頻度での血液検査も必要になります。

実際に検査をサボっていた結果血栓症に気づかなかったという話も聞くので、長く服用していると面倒にはなってきますが、きちんと病院で診てもらいながら服用を続けることが大事だと思います。

 

断薬後の生理周期の乱れ

ヤーズフレックスの服用を開始してから数年経ち、ようやく「妊活を始めるなら今かも」というタイミングが訪れました。

妊活開始にあたって、事前に1ヶ月分の基礎体温をつけておくとスムーズと聞いたため、妊活開始の1ヶ月ほど前から服用を辞めました。

(ピルを飲んでいると基礎体温が高いまま維持されてしまうため)

 

ヤーズフレックスの服用をやめて消退出血が来てから、なんと24日で次の生理が来ました。年13回来ていた私でも、生理周期は27日くらいだったので、3日も早まっていました。

 

その後も23日〜25日周期で生理が来て、今まで止めていた分を取り戻そうとするかのような勢いに驚かされるばかりでした。

 

妊活という観点からは、狙えるチャンスが増えるとも言えますが、周期が短いため時には同じ月に2回生理が来ることもあり、なかなか大変でした。

 

次第に周期は元通りになりましたが、リズムが整うまでの移行期間は排卵日が読みづらく、タイミングを取るのが難しいというデメリットがありました。

 

ヤーズフレックスを飲んで実際に感じたメリット・デメリットまとめ

メリット

  • 年13回来ていた生理を年5回まで減らすことができた
  • 生理のタイミングをコントロールできるようになり、仕事やプライベートのイベントを避けられるようになった
  • PMSの期間が圧縮され、安定したコンディションで過ごせる日が圧倒的に増えた
  • ホルモンバランスが安定したことで生理前の体重増加に悩まされなくなった
  • ホルモンの乱高下に一方的に振り回されるのではなく、自分で手綱を握れることで自己肯定感が上がった

 

デメリット

  • 通院が必要になること、血栓症のリスクがあること、薬代がかかること
  • 飲み忘れや不正出血とのたたかい
  • 断薬後、生理周期が整うまでに時間がかかる

 

私にとってはメリットが圧倒的に大きく、産後、授乳を終えたらまた服用を再開したいなと思っています。

 

ヤーズフレックスって実際どうなの?」と思っている方のお役に立てたら嬉しいです!

 

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